「川遊びのキホン」体験しました。
6/27に子供との水遊びが・川遊びが多くなる季節を前に実践を通して「川遊びのキホン」を
NPO法人 川塾 代表の塩崎さん(通称ぺぺさん)を講師に招いて学ぶ機会を設けました。
(実は2017年にも「川遊びのキホン」やりました。)
参加者は
小学生以下の子供を持つ親御さん
高校生
コモンスタッフ
合計 9名
まず、参加者にどんなことを重点的に学びたいのかを伺いました。
・小学生の子供を連れて川遊びするので、危険なところを知りたい。
・高校の友達と川で遊びたいので安全な遊び方を学びたい
・川で遊ぶ時の装備を知りたい
など、いろんな知りたいがでてきます。
実際川に入る前に、小学生以下の子供を連れて川遊びをする場合を想定した装備について説明
大きな事故を防ぐ装備で大切な2つは
①ライフジャケット
重大事故の確率を劇的に低くするツール
自分の安全を守るのはもちろんですが、一緒に川に入った人を助ける場合に必要なものだということ。
(*)原則は川に入らないでロープなどで河原から救助してください。
ただ、自分の大切な人が溺れたら冷静になれず助けに行ってしまう可能性があるので
ライフジャケは身につけた方が良いとのこと
②シューズ
滑りにくい、岩などで怪我をしないことが重要
どのようなシューズが適しているか実物を見ながら解説していただきました。
上の足袋は鮎釣り用のもので、裏がフェルトでできているため苔のついた岩でもグリップして滑りにくくこの中では一番適しています。
その他、脱げにくいものを選ぶのもポイント、ビーチサンダルやクロックスタイプのサンダルは川遊びには適していないとのこと。
いざ、川で実践!!河原で、「瀬」と「淵」の注意点を聞いてから入水
まだ、6月で雨降りの翌日ということで、参加者は
「つめたーい」の一声ですが、なんだかみんな笑顔
冷たい、冷たいと言いながらもぐんぐん上流に向けて進んでいきます。
そして「瀬」に到着
鮎喰川コモンの前の川のところは浅いので余裕で渡れるでしょうと思って進んでだら、浅くても水流に足をとられてなかなか前に進めません。ある程度体重がある大人がこうだから子供だったら?そんなことを話し合いながら、今度は下流に進みます。
初めは歩いて進んでいたのですが、途中からはフローティングポジションで下り、川の流れを身をもって体感
そんなことをしていたらあっと言う間に「淵」に来てました。
「淵」はライフジャケットのおかげで浮遊、ただほんの数メートル横に行っただけであっと言う間に急流に流されてしまう参加者もいて、怖さも体験しました。
「淵」は水深もあるので、岩から飛ぶ時の注意点もレクチャーしていただきました。
すっかり、体をブルブル震わせながらも川を楽しんでしまいました。
そんな姿をみてぺぺさんから一言
「川遊びは楽しいからつい寒くなるまで遊んでしまいます。川の怖いところのもう1つは低体温症です」まさしく、危険を実感した講習でした。
(体が冷えた時は、河原の砂、岩に寝転んで体を温めるといいそうです)
最後に、スローロープのレクチャー
川での救助のは溺れている人を川に入って救助してダメ!ロープを掴んで引き上げるのが正解だそうです。
実際やってみると、結構難しい1回目は見事に失敗!
なるべく近くに行って、大きな声で「ロープ!!!!」
そしてちょっと下流目がけて投げる がいいそうです。そして、救助する人が流されては身も蓋もないので数人で引き上げる。
<参加者の感想>
滑りやすくて転びやすく危なかった
ライフジャケットの必要性を感じた。
靴によって歩きやすさが全然違った。
地域によって川の構造が違うので味方が変わった。
年や時期によって川の地形が変わるので定期的に地形をチャックしたい。
瀬とのころから淵に入ったとこで急に流された人が軽いパニックになって実際の危険を実感できた。
ラッシュガードやタイツを身につけて露出を減らし擦り傷の予防が必要。
ライフジャケットもちゃんとしたものを身につけるのが重要。
スローロープを実際やってみたよかった。投げかたも思うように行かなかった。
震えが出ると身体能力が明らかに低下するので一緒に遊ぶ人、特に子供は体が小さく体温の低下が早いのでの顔色をちゃんとみながら遊ぶのが重要。
などなど、重要ポイントを共有できました。
最後に参加したみんなが
「楽しかった」
ともらしていたのが印象的でした。
そろそろ夏休み到来
危険を知りつつ、自然を体感できる
安全な「川遊び」をしていきたいですね。