「読書のアニマシオン」をスタッフが体験!
去る8月31日、鮎喰川コモンの休館日に合わせて、スタッフ勉強会を行いました。
今回のテーマは「読書のアニマシオン」について!
鮎喰川コモンでは、県立図書館から本をたくさんお借りしつつ、
少しずつコモンの蔵書を増やしたり、本の並べ方をいろいろ変えてみたり、
どうしたらもっと本を楽しんでもらえるかな?と試行錯誤中。
そんな中、以前ほんのひろばの方に教えてもらった「読書のアニマシオン」を
まずはスタッフのみんなで学んでみよう!と
徳島市立図書館の副館長で絵本専門士の廣澤さんをゲスト講師にお招きしました。
「読書のアニマシオン」というのは、子どもたちが本の世界に入るきっかけをつくる活動のこと。
読み聞かせやクイズ、絵本づくりなど、いろいろな方法があるそうです。
当日は、廣澤さんがたくさんの絵本や小道具を持ってきてくださって、
コモンの板間もなんだかいつもと違う雰囲気。
たとえば、机の上には謎の言葉が書かれたカードがいっぱいおいてあります。
「こきーん!」「しゃんしゃかしゃかしゃん!」
これから何が始まるの??と思っていたら・・・
「そしたら そしたら」という絵本を廣澤さんが読んでくれるのに合わせて、
「しぃーん!」とか「ぐわーくしょん!」と、そのシーンに合った言葉を見つけて、
テーブルごとに声をあげていきます。ただ読んでもらうだけじゃなくて、
一緒に参加している感覚で、さっそく楽しい気持ちに。
「もりにいちばができる」という絵本を読んでもらった後は・・・
鮎喰川コモンの周りにどんなお店や場所があったら嬉しいかな?
とグループごとにコラージュしたり絵を描いたり。
他にも、これからコモンでスタッフが仕掛けていけそうなアニマシオンを
たくさん教えてもらいました。
アートな遊び心があふれた本や、その読み方だったり…(光の旅かげの旅)
プレゼントのようにリボンが結ばれた本を使って、タイトルからストーリーを推測してみたり…
巻物のように長ーーーく伸びる「びっくり水族館」をまねて、
自分なりに生き物を描いてみて、コモン版のびっくり水族館をつくってみたり。
自分たちが思っていた以上に、いろんな種類の本があって、いろんな楽しみ方ができるんだ!
とワクワクする気持ちが広がり、とても楽しい時間でした。
これから少しずつスタッフが試してみつつ、いつかは、
廣澤さんを招いての一般向けのワークショップも開催できたらな、と思っています。
※4年前、私が初めて「読書のアニマシオン」を体験させてもらったときの
感想レポートもこちらに。ぜひ合わせてご笑覧ください。
神山つなぐ公社 高田友美